AGCは11月5日に村野忠之が社長執行役員CEOに就任する人事を発表。平井良典社長は任期満了後に会長職へ就く予定で、1月1日付で新体制が発足する。
AGCは2027年1月1日付で村野忠之・常務執行役員が社長執行役員CEOに就任する人事を発表した。株主総会と取締役会の決議を経て代表取締役となる。平井良典社長は2021年からの任期を振り返り、戦略事業の成長は一定の成果を挙げた一方、コア事業の安定化は十分ではなかったと語った。
AGCはコア事業を伝統の「コア事業」と、半導体部材などを中心とする新たな成長分野「戦略事業」に分け、後者を成長ドライバーと位置づけてきた。戦略事業は売上高の四分の一以上、営業利益の半分以上を占める規模へと成長したものの、コア事業は市場変動の影響を受けやすく長期安定収益基盤の目標達成には至らなかった。
次期社長に就く村野氏は幅広い経験を持ち、強みとして技術と人材、長年の顧客関係を挙げる一方、それらを十分活用できていない現状を指摘。コア事業の強靭化に向けて生産性向上を全社的に進め、他社連携も選択肢として検討する方針を示した。過去の事業拡大については検討が緩かった部分を認め、「本当に勝ち続けられるのか」という観点を全ての事業で徹底的に議論していくと語った。