Infineonがインドの電力系統企業C2i Semiconductorsを買収することを発表した。取引は2026年第4四半期に完了する見込みで、財務条件は公表されていない。
ドイツの半導体メーカーInfineon Technologiesは、インド・ベンガルール拠点の電力供給アーキテクチャを開発するC2i Semiconductorsを買収したと発表した。買収により同社のパワー半導体製品群が拡充され、AIデータセンター向けのデジタル電力管理や垂直電力供給向けのシステムレベル電力アーキテクチャの技術が強化される。
取引は2026年第4四半期に完了する見込みで、買収額などの財務条件は公開されていない。Infineonはこの買収を通じてインド市場でのエンジニアリング事業拠点を拡大する方針を示している。
C2i Semiconductorsは「Control」「Conversion」「Intelligence」の頭文字をとった社名で、電力供給をAIプロセッサーの急速な需要変動に対応させる設計の技術を提供する。Grid-to-GPUのプラグアンドプレイ型電力供給システムを開発しており、2026年2月にはシリーズAで1500万ドルを調達した。
Infineonのエンジニアリング部門責任者は、買収によりAIデータセンター向け電力ソリューション分野のリーダーシップを強化し、インドにデジタル電力技術の新たな中核拠点を築くと述べた。C2iの創業者兼CEOは、Infineonの一員となることで世界的な半導体技術や製造能力、グローバルな顧客基盤を活用できるようになるとコメントした。
またInfineonは近年電力インフラへの投資を拡大しており、2026年7月にはLS Electricと提携してAIデータセンター向けの直流電力インフラの開発を進めると発表している。