三菱製鋼はIR動画で2030年の成長戦略と資本政策を説明し、価値創造の方向性を示した。基盤事業のキャッシュ創出と6つの戦略事業へ投資し、配当方針や成長投資の配分方針も提示している。
自動車・車両の搭載部品に使われるばねと特殊鋼を核に、三菱製鋼グループは120年以上成長を続けてきた。今回の動画では、同社の価値創造と今後の成長ストーリー、資本政策について整理して説明している。
2030年へ向けた成長の骨格として、基盤事業でキャッシュを創出しつつ6つの戦略事業へ投資を進める方針が示された。これにより収益力の強化と成長投資の両立を図る意図とされている。
営業利益の積み上げは、実力値72億円を起点に、基盤事業の構造改革で28億円、戦略事業の成長で10億円を上乗せする計画と説明されている。
新工場への総投資額約46億円を投じ、エネルギー・安全保障分野の受注拡大に備える供給能力の増強を目指す。
今中計の方針としてDOE35%を配当方針の軸に据え、利益変動に左右されにくい安定配当を継続する考え方が示された。
中計3年間で創出予定キャッシュの約3割を成長投資へ充て、技術獲得や増産能力確保を狙う方針とされる。
最終年度の営業利益率は6.2%を目標としており、原材料連動の売価反映と基盤事業の立て直しを進める方針が説明された。