日経平均のウエート上限ルール公表に伴い、アドバンテストの構成比が日経平均へ与える影響と、それに基づくロングショート戦略・短期スウィング戦略の試算がまとめられている。
日経平均は株価指数を単純平均で算出しており、上位4銘柄の構成比が全体の約35.9%を占めている。中でもアドバンテストは12.3%の構成比を持つ銘柄であり、値動きが大きいため日経平均全体へ与える影響も大きくなる可能性が指摘されている。
日経平均株価への過度な影響を抑制するためのウェイト上限ルールがあり、構成比が10%を超える銘柄の株価換算係数を引き下げて影響を和らげる仕組みが年2回公表・適用される。公表は取引時間後で、適用は通常は次の取引日から始まる。
ロングショート戦略では、該当銘柄を信用取引で売り建て、日経平均連動を目指すETFを買い建てる組み合わせを検討しており、検証では3事例中2勝1敗・平均+0.9%の成績が示されたが、外的要因の影響が大きい市場環境では優位性は不確かとされている。
短期スウィング戦略として、係数変更実施日前日終値で銘柄を購入し、実施日当日終値で売却する手法を試算。3事例すべてでプラスとなり、平均約1日の投資で+4.8%の結果となったが、サンプル3件と日による振れ幅が大きい点には再現性の懸念が残る。