日本の大手メーカーがフィジカルAIの基盤を共同開発すると発表し、2026年9月からの試験運用開始を目指す。安川電機や川崎重工業、富士通、ファナック、NBIAなどの動きが紹介された。
フィジカルAIはAIの頭脳をロボットや機械の体に載せ、現実世界で動かす技術。日本では工場や物流、介護分野の人手不足を背景に関心が高まり、ファナックや安川電機など産業用ロボット大手が協調して取り組みを進めるとの説明があった。
26年7月16日に富士通、ファナック、安川電機、川崎重工業、NBIAがフィジカルAIの基盤を共同開発すると発表。ロボットや機械を共通のソフトでつなぎ、賢く動かす調制御基盤を作る計画で、2026年9月には富士通の笠島工場で試験運用を開始、年内にバージョン1、2027年にバージョン2を目指すとされる。
安川電機は7月13日にソフトバンクと共同の実証を行い、形が毎回変わるワイヤーハーネスの箱詰め作業をAIが現場で指示することで安定して詰められることを確認したと伝えられた。川崎重工業は2027年度から4年間で約5500億円の成長投資枠を設置する方針を公表した。
トヨタ自動車は未来創生センターで新型ロボット「エリー」を発表。移動しながら腕で作業する設計で、関節の作りを人に近づけて柔らかく動くようにする狙いが説明された。部品メーカーとしてナブテスコや NSK なども関係し、ロボットの関節・手足の部品開発が進むと報じられた。