関西発の大規模な緊急メンテナンスが相次ぎ、PHPの致命的な欠陥によりさくらインターネットなどのWebサービスが停止・閲覧制限の対象となっている。修正パッチ適用のための作業が各所で続いている。
世界中のWebサーバーで広く使われているプログラミング言語PHPに、認証なしで遠隔からサーバー内部のプログラムを実行できる重大な欠陥が見つかった。緊急対応として修正プログラムの適用や安全確認を進めるため、関西発の企業や自治体のWebサイトが相次いで停止または表示を制限している。
大阪を拠点とするさくらインターネットとエックスサーバーは、それぞれデータベース管理画面やアカウント管理画面の一時停止・停止を実施。Zenlogicもセキュリティ対応の緊急メンテナンスを実施するなど、関西のITインフラ全体に影響が及んでいる。
関西私鉄4社の公式Webサイトは運行案内の表示が停止またはメンテナンス画面へ切替えとなり、ブラウザ経由の遅延情報やダイヤ検索が確認できない状況になっている。駅頭の電光掲示板や公式アプリ・SNSで代替確認を促す事態となった。
行政・生活インフラにも影響が広がり、大阪府庁は府民向けの検索窓口機能を停止。大阪ガスの「マイ大阪ガス」へのアクセス制限、京都の龍谷大学の公式Webサイト停止など、各所でサービスの一時停止が発生している。