三陽商会は新社長に平林義規氏を就任させ、現行のツートップ体制の下で経営を引き継ぐ。バーバリー契約終了後の再建を経て、持続的成長へ向けた舵取りを進める。
平林義規氏が三陽商会の新社長に就任し、平江前社長とともにツートップ体制で経営を行う方針を明言した。就任は2026年5月からで、社外取締役として同社を支えてきた経歴を踏まえ、前任と協働して意思決定を進める体制を採用する。
交代の背景として、バーバリー契約終了後の再建を進めてきた大江伸治氏が会長へ退任し、後任選びは指名・報酬委員会の議論を経て決定された。新体制では過去の実績を踏まえつつ、現場の文脈を理解したうえで戦略を遂行する体制が取られる。
平林社長はアパレル専門家ではない一方、三井物産での幅広い経験を活かし、既存領域の強化だけでなく新たな領域への挑戦を中期経営計画で掲げる。価値観としての“真・善・美”を継承しつつ、時代背景に合わせて適切に進化させる必要性を強調している。
再建から成長へとフェーズが移る中、筆頭株主の動向や市場視点に留意しつつ、持続的な成長を目指す方針が注目される。平林新体制の下、ブランドの個性と価格のバランスを見直し、事業の舵取りを進めるとみられる。