前田工繊は自動車用吸音材を手掛ける名古屋油化を買収し、100%子会社化した。両社の技術を融合して新製品開発を進める。
前田工繊は4日、名古屋油化を買収し、同日付で株式譲渡を完了して100%子会社化したと発表した。自動車用部材事業の強化を狙う。
名古屋油化は1958年設立で、樹脂配合技術や不織布への塗布加工技術を強みとし、エンジンルームの防音材となる吸音材の製造を得意としている。2026年6月期の売上高は約11億円だった。
前田工繊は自社の不織布事業の一部として吸音材を手掛け、両社の技術を組み合わせて新製品開発に取り組む方針。熱可塑性樹脂と熱硬化性樹脂の異なる特性を活かす。
名古屋油化をグループ内へ取り込むことで吸音材の競争力を高め、両社の技術融合による新製品開発を進める。