ハウス食品グループ本社の株価は26年に急騰後に調整局面へ。決算発表で株主還元の強化を示した一方、今期の業績見通しが下方修正され、構造改革の進展が焦点となっている。80字程度の要約として記述します。
ハウス食品グループ本社の株価は2019年5月の上場来高値以降軟調だったが、2026年に入り急伸し、年初来で30.5%高となる水準まで上昇した。直近は3757円で取引され、4100円台の回復は7年ぶりだった。
決算発表では株主還元の強化が示され、DOEを用いた3%以上の配当性向と累進配当方針へ変更された。1株当たり配当は70円→100円へ上方修正され、自社株買いも発表されている。
一方で26年3月期はコスト増と一部事業の減益で営業利益・最終利益が大幅に減少。中長期計画の目標も修正・白紙化となり、業績には課題感が残った。
今期第1四半期の業績は売上高の伸び悩みとともに予想下方修正が材料視され、営業利益は期首比で減少見込み。米国事業の構造改革やコスト対策を進める方針だが、進捗が株価の鍵となる。
今後の焦点はスパイス系VCへ経営資源を集中する構造改革の進展。大豆系VCは撤退も視野に入り、米国の肉代替製品事業の再編と値上げ効果の波及が収益回復のカギとなる見込み。