来週のドル円は日米の金融政策の格差が再認識され、地政学リスクと原油高の影響も警戒される。ユーロドルはドル買い圧力で上値が重い見通し。
来週のドル円相場は、日米の金融政策スタンスの差が改めて意識される見通しで、原油価格の上昇懸念を背景に円安・ドル高の基調が続くと予想されている。
直近の米連邦準備制度理事会(FOMC)は市場の想定よりタカ派的な見解を示した一方、日銀は追加利上げに慎重な姿勢を強調しており、この日米の金利・政策の差がドル円を下支えする要因になるとみられる。
中東情勢の緊迫化に伴い原油価格の急騰リスクが高まり、米国の長期金利の上昇を通じたドル高圧力が強まる可能性がある。地政学リスクは有事のドル買い需要を誘発しかねないとの見方がある。
米国の雇用統計など今週末に控える重要指標も市場の焦点となる。指標が市場予想を上回れば追加利上げ観測が強まり、ドルの上昇が一段と意識されやすくなる。四半期末の資金フローにも注意が必要だ。