ジーニーの2026年1Q決算は、広告プラットフォームとデジタルPR事業の好調で売上が2桁増となり全体は35億円だった。一方、SaaS事業の構造改革を進める中で一時費用が重なり赤字転落も、調整後営業利益は黒字を維持している。
第1四半期の総売上高は前年同期比で2桁の増加となり、広告プラットフォーム事業は海外大型案件の寄与と国内SSPの成長で売上・利益を押し上げ、全体で約35億円の安定的推移となった。デジタルPR事業も買収効果とオーガニック成長により37%の高成長を確保した。
SaaS事業では受託開発の進行に伴う販管費増加とトラブル発生で一時的に費用が計上され、決算は赤字転落となったものの、調整後営業利益は黒字を維持。ARRは前年比21%増と高成長を継続しており、第2四半期以降の構造改革で黒字化を目指す方針を示した。
1Qには不正アクセス対応費用1億8100万円と貸倒引当金計上1億9800万円が発生。為替差損の影響もあり、税引前利益はマイナス4億6900万円となり6年ぶりの赤字となったが、今後貸倒引当金の戻入が見込まれる見通し。
キャッシュフローについては営業キャッシュフローの改善を進め、フリーキャッシュフローが大幅にプラス転換。財務健全性の向上と借入金返済の進展が期待される。JAPAN AIはシリーズCのセカンドラウンドが成立、連携強化と大塚商会との協業により成長体制を加速させている。