オムロンが祖業の電子部品事業を10月1日付で米投資ファンドへ売却する。競争激化と収益力低下を背景に、グループとしての企業価値向上のために必要と説明されている。
オムロンは祖業の電子部品事業を米投資ファンドへ売却する予定を公表した。取引は10月1日付で実施される見込みで、グループの成長戦略の一環として位置づけられている。
電子部品事業は2025年3月期の売上高が1054億円で、グループ全体の約13%を占めた。一方、営業利益率は0.3%と低水準にとどまり、収益性の改善が課題とされていた。
中国勢の台頭で事業競争が激化し、欧米のEV市場の低迷や原材料価格の高騰も重なり、同事業の収益性が低下していた。
オムロンは成長軌道への回帰を目指し、今年3月に米投資ファンドのカーライル・グループへの売却を発表していた。