東洋紡は使用済みラベル台紙を原料化し、ポリエステル系合成紙「カミシャインNEO」として2028年度の商品化を目指す。裏面の異素材を水平リサイクルする技術を活用し、30年度には年間約240トンの販売を目標とする。
東洋紡は、使用済みのラベル台紙を原料として再利用可能なポリエステル系合成紙「カミシャインNEO」を2028年度に市場投入する計画を明らかにした。これまでラベル台紙は廃棄されることが多かったが、再利用できる形での商品化を目指す。
同社は日栄新化(大阪府東大阪市)と連携し、ラベル台紙を水平リサイクルする資源循環プロジェクトを通じて技術開発を進めてきた。ラベル台紙は樹脂をコーティングした異素材であり、従来のリサイクルが難しかった。
日栄新化が使用済みラベル台紙をペレット化し、東洋紡がその一部を原料として再利用する。その原料で作られたポリエステル系合成紙「カミシャインNEO」を敦賀事業所の既存設備を活用して製造・販売する。今後は品質評価などを進める。
30年度には年間約240トンの販売を目標とし、28年度の商品化に向けて実証と評価を続ける予定だ。