本田技術研究所が二輪車の軽衝突をFEMで動的に予測する手法を確立した。実車衝突での試験コスト削減と開発効率向上を狙う技術の報告である。
四輪車分野での予測評価技術の進展に対し、二輪車の基本骨格であるフレーム強度を判断するための軽衝突試験が行われてきた。開発段階での実車試験は一台ごとに費用がかさむ上、基本レイアウトの変更を伴うことがあった。
本論文はFEM(有限要素法)を用いて二輪車の軽衝突における車体の塑性変形を動的に予測することを試み、実用的な予測手法を確立したと説明している。
この衝突シミュレーションは二輪車限定で、ライダの挙動に関する研究は含まれていないことが明記されている。研究はHonda R&D Technical Review Vol.5に収録され、ページは123〜130と示されている。