中国人留学生が日本でのアルバイト体験を語り、日本人の距離感は想像ほど閉鎖的でないとの反響を呼んだ。名札の漢字や自己紹介の工夫、今も続くエピソードが紹介されている。
中国のSNS小紅書に投稿された留学生のアルバイト体験談によると、日本人は想像していたほど閉鎖的ではなく、相手との距離感を敏感に意識する場面は多くないとの認識が広がっている。投稿者は友人の一言で日本人が出会った相手に興味を持つことがあると再認識したと述べている。
体験談では、勤務先のコンビニで来店した日本人客が姓の「袁」を三国志の袁紹と結び付けて説明すると伝わりやすいと教えてくれたことがきっかけで、自己紹介の表現を「袁と申します。三国志の袁紹の袁です」と定番にしたと記す。日本人には姓の説明が難しく、名字の漢字が珍しい点も指摘された。
名札には平仮名しか書かれていなかったが、会計時に「えん」の漢字は「袁ですか」と尋ねられる場面もあった。三国志の知識が普及していると感じ、日本人が血筋や家系に関心を示す場面があることを実感したという。花びらを掃く場面で中国語で挨拶してくれる客や、夕方の勤務で「気を付けて帰ってください」と声をかけてくれる人など、さまざまな声掛けがあったとも振り返る。
最も意外だった出来事として、面識のない年配の女性が店を訪ね、同僚に手作りのおにぎりを預けて「お世話になったので」と伝え去っていったエピソードを挙げた。うつ病と闘っていた女性にとって彼女の挨拶が癒しになっていた可能性があり、以降も二人は普通に挨拶を交わすだけだったが、著者にとってはロマンチックで達成感のある体験だったという。