恵和は新ブランドSUGORIA™を打ち出し、PFASフリーの高機能フィルムで国内外の展示会に積極展開する方針を示した。二人代表体制へ移行したほか、環境調和と高機能の両立を推進する。
恵和は樹脂シートの加工や光拡散フィルムなどを手掛ける高機能フィルムメーカーで、液晶ディスプレー用光拡散フィルムの世界トップ級のシェアを持つ。今回、2026年9月に代表取締役を長村惠弌氏と野口順次郎氏の二人代表体制へ移行させ、新ブランドSUGORIA™を国内外へ積極展開していく方針を明らかにした。SUGORIA™はPFASフリーの特徴を持つフィルムであり、同社の環境調和経営の一環として位置づけられている。
長村氏は創業精神として自然と産業の調和を掲げ、長年環境負荷物質を使わない製品設計を推進してきたことを説明。PFASフリー製品の開発を2023年から進め、欧州の顧客からも支持を得ている点が強調された。SUGORIA™は製膜・積層・塗布の3つのコア技術と顧客対応を組み合わせた独自の取り組み「SLC×UP」を軸に展開される予定である。
野口氏は自動車業界を中心に車載ディスプレー領域の拡大を見据え、PFASフリーを前提に耐熱性やUV耐候性といった新たな機能ニーズを捉える開発方針を語った。FL(フロント・ローディング)をさらに進化させ、開発初期からマーケティング・品質管理が連携して顧客と技術議論を深め、最小限のサンプルで評価できるMVP装置を活用して短納期化を図る取り組みも紹介された。