大塚HDがIgA腎症治療薬を米国で発売したとの動きが伝えられ、根本原因へアプローチする新薬で先行する戦略と、パテントクリフを回避するためのバイオベンチャー買収・提携の動きが報じられています。
大塚HDはIgA腎症治療薬の動向で注目を集めており、米国市場での発売をめぐる動きが紹介されています。IgA腎症は免疫系の異常により腎機能が低下する自己免疫疾患で、世界的に研究開発が活発化しています。
IgA腎症の病態としてIgAが腎臓の糸球体に沈着することで病状が進行し、国内では指定難病の一つとされ、現状は炎症を抑える対症療法が中心であるとの説明があります。患者数は全世界で20〜30万人程度と推定され、日本国内でも数千人規模の患者がいるとされます。
大塚HDが根本治療を狙う薬剤の開発を他社に先駆けて市場投入したとされ、ノバルティス、日本国内のベンチャー、武田薬品工業・中外製薬などが競合として挙げられています。これによりIgA腎症領域の競争が激化していると伝えられます。
記事は、パテントクリフを回避する戦略としてバイオベンチャーの買収・提携を活用する動きがあると指摘しています。大塚HDが根本原因にアプローチする新薬の優位性を保つための取り組みとして捉えられます。