東芝が旧経営陣5人へ損害賠償を求めた訴訟で最高裁が二審の逆転敗訴を確定させ、訴えは不成功に終わった。長期化した争いの結末と、背景となった不正会計問題の経緯を伝える。
最高裁第2小法廷は東芝側の訴えを退け、旧経営陣5人の賠償責任を認めない二審判決が確定した。訴訟は11年に及ぶ長期戦となり、結末は東芝側の期待とは反対の結果となった。
不正会計問題を巡る動きとして、東芝は医療機器部門の売却や半導体子会社の売却を進め、ウェスチングハウスの巨額債務問題を背景に事業規模を縮小させた。上場廃止を経て再建を進める状況が描かれる。
第三者委員会の報告によれば、社長2代の強い方針の下で「目標必達のプレッシャー」や風土の影響で不適切な会計処理が横行したことが指摘された。歴代社長や元CFOらが責任を問われ、訴訟に発展した。
結果として訴えは裏目に出た形で終わり、東芝は裁判の結末を受けつつ再建の途上にある。現役社員の間にも決定のショックが広がっている。