Oceanbirdは風力推進の実用化へ向け、Wallenius WilhelmsenのPCTC Tirrannaに剛性ウィングを初設置したと発表。5年後にはPCTC向けの自動化ソリューション拡充を目指す計画も明らかにした。
Oceanbirdの最高経営責任者アムリット・ブッラー氏は、同社の風力支援推進技術が進展していることを示す初の剛性ウィングの現場設置を、Wallenius WilhelmsenのPCTC「Tirranna」に行ったと明かした。これにより、風力のみで推進する取り組みが商業船に適用される新たな局面を迎えた。
ブッラー氏は自身のキャリアについて、ロンドンの法律職から海事分野へ転じた経緯を振り返り、Rolls-Royce MarineやKongsberg Maritimeでの経験を通じてOceanbirdの商業化に関与してきたと説明した。
同社の長期戦略として、今後5年でPCTC向けの完全自動化ソリューションを提供し、 ro-ro船やタンカーへの適用拡大を目指すこと、また2027年末までに風力支援推進を新たに100隻程度へ拡大する計画を示した。
生産面では、2つのウィングの納品がスウェーデンのランズクルーナ拠点と中国拠点の組み合わせで進み、Alfa Lavalのサプライチェーンを活用する方針を強調した。Oceanbirdは自前の生産設備を持たず、顧客近接の形で設計と導入を進める方針である。