日本IBMは年次イベントThink Japanを開催し、村田将輝社長が新たな行動指針「3+1」を表明。お客さまの成功を最優先とし、業界変革の先導とオープン志向、信頼と責任を重視する方針を示した。
日本IBMは東京・虎ノ門のオークラ東京で招待制の年次イベントThink Japanを開催した。基調講演やブレイクアウト、展示を通じて、AIを軸に企業の大胆な変革を描き、AI時代の実践像を示す機会として位置づけられた。
基調講演では、村田将輝社長が2026年8月1日付で代表取締役社長に就任し、長い歴史の中で社会とともに歩んできたIBMの姿勢を強調したうえで、90年目を迎える節目などを振り返った。
今回村田社長が初めて打ち出した新たな行動指針「3+1」は、従来の内容を踏まえつつ「お客さまの成功」「業界の変革をリード」「オープン志向」「信頼と責任」を掲げるものになった。社長は社員の行動基準としてこの3+1を位置づけ、オープン志向を含む新たな価値観の重要性を強調した。
エンタープライズAIの発展像として、30年周期のパラダイムシフトやAI・量子時代の5階層モデルが示された。ICAを通じたAIエージェントの活用やIBM Bobの普及状況、非言語データを活用するAIの進化、5階層構造の中間層の主権重視とオープン性の重要性が説明された。また日米連携のGenesis MissionでAI-for-Scienceの推進が進み、日本が初の国際パートナーに位置づけられているとの見方も示された。