日本はデフレ対策として長年進めてきた低金利政策を見直し、インフレの進行と円安を背景に金融緩和から金融引き締めへ方針転換が議論されている。日銀の利上げ観測も強まっているとされます。
日本は10年以上にわたり低金利政策を通じてデフレ対策を追求してきたが、最近は物価上昇の継続と円安の進行により、現在の政策が適切かどうかを巡る議論が活発化している。安倍元首相の経済戦略であるアベノミクスを支持する高市首相は、日銀の金融引き締めを強く推すべきだとの見方を示している一方で、財政拡大を続ける現政権への批判もある。
日本銀行は9月19日の金融政策決定会合で政策金利を1.0%から1.25%へ引き上げる見込みで、これまで約6か月ごとに進めてきた0.25ポイントの利上げサイクルを継続するとの見通しが伝えられている。浜田総裁は日銀がより迅速に対応する必要があると述べ、金融引き締めの加速を求める声が広がっている。
円は対米ドルで数十年ぶりの安値水準まで下落しており、政府と米財務省は為替市場への介入を余儀なくされた場面もあった。こうした状況の中、アベノミクスの継続を主張する関係者と、引き締めを優先すべきだとする意見が混在している。
ベセント元財務長官は最近、日本に対して金利を引き上げ、財政支出を抑制するよう促しており、これまでアベノミクスから恩恵を受けたとされる投資家の見解も変化している。浜田氏らアベノミクス関与者の中には、現在の政策を継続することに反対し、リフレ政策の終了を促す声も出ている。