工場の自動化をソフトウエアで定義するSDAが台頭。日本企業はデータサービスで対抗し、AIによる自律制御工場の実現へ向け動きを強めている。
製造現場のFAは、ハードウェア依存を避けソフトウエアを核に機能を定義するSDAの考え方が広がってきている。SDAはソフトウエア定義オートメーションの略で、車両分野のSDVと類似する概念であり、ハードウェアの制約から解放された更新性と柔軟性を狙う。
欧州や米国の大手FA企業がSDAの旗振り役となり、シーメンスやロックウェル・オートメーション、シュナイダー・エレクトリックなどがSDAを掲げて自動化の新潮流を推進している。これら企業がソフトウエア定義による自動化を目指す中、日本勢はデータサービスなど別の武装で対抗する方針を取っている。
SDAの実現には工場設備をハードウエア任せにせずソフトウエアで機能を定義し、OTA更新のような継続的改善を可能にする点が焦点となる。自律制御を実現する工場づくりには、AIを活用した「自律化」推進が鍵となり、日本企業の選択肢が問われる。
NVIDIAのCosmosをはじめとしたソリューションの提供も進んでおり、ソフトウエア中心の自動化推進を支える技術要素が拡大している。今後はSDAを軸に、工場のAI活用と自律化生産プロセスの実装が議論の中心となる。