ホームセンター業界の再編が進行中で、1兆円規模をめざす動きが活発化している。統合や提携、共同購買やPB商品の取り組みが具体化している。
成熟期に入ったホームセンター業界では、店舗数の増加にもかかわらず1店舗あたりの売上効率が低下するオーバーストア状態が続き、競争力強化のための統合や提携が加速している。業界団体は、1兆円規模の企業がまだない現状を指摘している。
2025年度の48社のデータ分析では売上高の伸長は8割以上が±5%、ただし最終利益は過去3年と比較して大きく減少。PB商品の取り扱い拡大や共同仕入れを通じた経費削減が利益確保の鍵として挙げられている。
経営統合の動きでは、アークランズとジョイフル本田の統合検討が進み、統合後の売上高は約4,104億円となりトップ企業のコメリを抜いて業界4位へ浮上する可能性がある。共同仕入れの効果とPB相互供給の取り組みが強調される。
資本業務提携として、コーナン商事はバローホールディングスとの提携を発表。両社の売上高は合計で約5,523億円となり、業界トップのカインズを上回る規模になる見込み。PB商品の相互供給を今後各店舗で展開する計画だ。
DCMは2030年までに売上高9,000億円を目指すと公表。市場の停滞にもかかわらず、PBの活用と合併・統合を通じた成長機会を探る動きが活発化している。なお、食品以外の品目は回転が遅く、多品種の在庫管理が課題となっている。