ロシアが軽油を国際市場へ供給すると表明する中、日本は補助金で軽油価格を1リットル160円程度に抑え、原油は中東以外からの調達を進めて安定供給を確保している。財源の枯渇が課題となる一方、追加放出の予定はなく柔軟に対応する姿勢を示している。
ロシアが軽油を国際市場へ供給すると表明したとの報告がある一方、日本では補助金によって軽油価格を1リットルあたり約160円程度に抑え、相場の高騰を背景に安定させている。
原油は中東以外からの代替調達が進んでおり、軽油やガソリンなど石油製品の安定供給は当面可能との政府の見方が示されている。
先進7カ国(G7)は軽油と原油の計1億バレルを備蓄から放出することを決定し、議長国フランスが軽油を優先して出す方針を打ち出した。日本は新たな放出の予定はなしと説明しており、追加放出は必要ないとの姿勢を示している。
軽油やガソリンの価格上昇を抑える補助金について、財源が10月分で枯渇する可能性があることが指摘されている。中東情勢の先行きは不透明で、政府は補助金自体の終了も含め「柔軟に検討する」としている。