キリンの研究で、午後の紅茶 おいしい無糖に含まれる紅茶ポリフェノールが油の付着抑制に関与する可能性が示され、油が口に残りにくいとの特性を説明する新知見が報告された。
キリン中央研究所は「午後の紅茶 おいしい無糖」に関する研究で、油と飲料が口内で接触したときの挙動を再現する独自のマイクロ流路デバイスを開発した。このデバイスでは油が細かな油滴になる“乳化”を可視化・数値化でき、口腔内に近い環境での挙動を観察できる。
研究成果の核心として、紅茶ポリフェノールを除去すると油の付着抑制効果が低下すること、同量の紅茶ポリフェノールを水に加えると油の付着が認められなくなることが挙げられた。一方で他の茶ポリフェノールでは同様の効果は確認されなかった。
さらに、開発したデバイスを用い、水・緑茶ポリフェノール・紅茶ポリフェノールと油を流した比較では、紅茶ポリフェノールは油滴を細かく安定させ、油の付着量を抑制することが分かった。紅茶ポリフェノールが油の抑制に寄与する可能性が示された。
今後は茶ポリフェノールの成分研究を継続し、紅茶と食事をよりおいしく楽しむ価値の創出を目指すとしている。