世界的に普及するプログラミング言語 PHP の重大脆弱性が公開され、各企業が緊急対応に追われている。政府関係者は修正パッチの速やかな適用を促しており、一部サービスは一時停止や臨時メンテナンスを決定した。
ウェブサイトなどで広く使われる PHP に2件の重大脆弱性が公表され、セキュリティチームはこれを修正するアップデートを日本時間21日午後11時に公開する予定と事前告知していた。脆弱性の深刻度は CVSS v4.0 でいずれも 9.2 と評価され、悪用時には外部から不正なコードが実行されるおそれがあるとして、利用者に速やかな更新を呼びかけていた。
政府関係者の呼びかけを受け、企業やサービス運営者は予防的な対応を拡大した。高市早苗首相は自ら X で、今夜中の対応を強く求める投稿を行い、修正パッチの適用が難しい場合にはウェブサイトを一時停止する選択肢もリスク低減策として挙げた。
集英社は公式サイトが閲覧不可の状態となり、関連コンテンツは一時停止の説明を発表。FMヨコハマは公式ホームページと関連番組サイトの一部を停止、再開時期は改めて告知するとした。メルカリは外部ソフトウェアの脆弱性対策として臨時メンテナンスを実施する可能性を示し、実施時はウェブ版・アプリ版の全機能が利用不能になる可能性があると説明した。
阪急電鉄もウェブシステムの脆弱性対策のため一部サービスを一時休止と発表。ラーメン山岡家の公式アプリも開発会社から重大な脆弱性の連絡を受け、一時的に利用不能となっている。いずれも不正アクセスや情報流出の確認はないとしている。