AbbVieはApogee Therapeuticsを買収、Eli LillyはMerida Biosciencesを買収合意、Boehringer IngelheimはOwkinとAIを使った新薬開発協力を締結するなど、免疫疾患領域の次世代ブロックバスターを狙う投資・提携が相次いだ。各社の中核候補と対象疾患が明らかになっている。
グローバル大手製薬企業が免疫疾患の新薬確保を目的に、数兆ウォン規模の投資を同時多発的に進めている。AbbVieはApogee Therapeuticsを買収し約109億ドルを支払い、IL-13を標的とする半減期延長抗体を中核に据える。Eli LillyはMerida Biosciencesを買収することで自己抗体を直接除去する技術を手に入れ、対象疾患の拡大も視野に入れている。Boerninger IngelheimはAIと患者データを活用した新薬発掘をOwkinと契約した。
Apogeeの買収ではzeに挙げられた半減期延長抗体zumilokibartが鍵となり、喘息やアトピー性皮膚炎を対象として臨床データが示す投与間隔の利便性改善が期待されている。MeridaのMER511は自己抗体を低減する効果を臨床第1相段階で示し、MER769は前臨床段階にある。OwkinのK ProはAIとマルチモーダル患者データを組み合わせて新薬候補の仮説検証を加速する見込みだ。