北陸電力が敦賀火力発電所で粉塵が舞う環境を巡視する実証実験を開始した。自律歩行の四足型ロボットを活用し、カメラで異常を検知するほか、今後は温度測定のサーモセンサーも搭載する予定で、運転員の労力を減らし安全性を高める。
北陸電力は火力発電所の巡視点検に四足歩行ロボットを導入する実証実験を開始した。搬送中に粉塵が舞う木質バイオマスの混焼環境で、ロボットは自律歩行で設備の状態を撮影し、異常の有無を調べる。
導入されるロボットは長さ109センチ、幅45センチ、高さ64センチで、赤外線で距離を測り自身の位置を把握して障害物を避けながら走行する。実証実験は敦賀火力発電所で実施されている。
今後は緩やかな傾斜の通路での歩行やデータ取得の検証を進め、来年3月までの実証を経て本格導入を目指す。七尾大田火力発電所でも木質バイオマスの混焼を試験して活用を模索する。
北陸電力は粉塵の発生する搬送中の巡視をロボットで代替することで、運転員の労働環境の改善と設備の安全確保を図るとともに、電力供給の安定性にも寄与するとしている。