米国の米中間選挙で民主党勝利が確定的と伝えられる中、イベント通過後のAI・半導体株の底打ち期待が市場の焦点となっている。日米市場の動向は不安定ながら、主要指数の反発・調整が交錯する展開が続く見込みだ。
11月3日、NYダウは前日比で約200ドル安の5万1786.72ドルで終えた。一方ナスダック総合は207.65ポイント高の2万5372.01ポイント、SOX指数は272.07ポイント高の1万600.40ポイントで取引を終え、AI向けデータセンター需要の回復が市場の支えとなった。米中間選挙の結果を前に様子見ムードが強まったが、短期的な売られすぎ感の是正が進んだ。
AI向けデータセンターやGPU投資の増加によりハイパースケーラー5社のFCFが赤字化していることが指摘された。大半が社債発行や株式発行、リース・SPV活用など資金調達を強化しており、信用リスクの警戒感が高まっている。
11月4日の日経平均株価は一時6万円を割りそうになる場面もあったが、終値は6万2188.63円と反発。AI・半導体株の急落要因として個別銘柄の下落が目立ち、ブルースウィープとの見通しが材料出尽くしとして作用したと伝えられる。
キオクシアホールディングスの2026年10〜12月期見通しは営業利益1兆9950億円と市場予想約2兆3500億円を下回り、出荷時期のずれが主因と説明される。これにより市場ではAI向けNAND需要の伸びが鈍化する懸念が強まった。