大和ハウス工業は大阪マルビル跡地周辺で来街者の回遊性を高める社会実験を今月25日まで実施しており、周辺店舗出店や音楽イベントを組み合わせて通常時とイベント時の滞在動向を比較する。
大和ハウスは大阪駅前ビルに挟まれたサンクンガーデンで飲食店を出店させ、音楽イベントなども開催する社会実験を同跡地周辺で実施している。来街者の滞在時間や回遊行動の変化をイベント実施時と通常時で比較する。実験の目的は、建て替え後の商業テナント誘致戦略の策定に活用することだ。
大阪マルビルは1976年竣工で老朽化に伴い2024年9月に地上部の解体工事を完了しており、跡地には高さ192メートル、地上40階地下4階の複合ビルを開発する計画で、竣工を30年程度先に見据える。
建て替え後には計約280室のホテル2種が入り、クラシック音楽向けのコンサートホールや商業施設も併設される見通しだ。
大和ハウスのまちづくり統括部・浅香潤氏は、今回の社会実験ではチェーン店を使わず周辺地域の店舗に出店してもらい、今後の高層ビル開発と地域貢献の両立を重視すると述べた。