GMOインターネットのデスクトップクラウドが不正アクセスを受け、影響サーバーが2万6千超えとの報告が出た。これを機に、長年認証とリモートアクセスに取り組むソリトンシステムズの自社製品群の特徴とリスクが改めて注目されている。
2026年10月にGMOインターネットが提供するWindowsサーバーサービス「お名前.com デスクトップクラウド」が不正アクセスを受け、影響の可能性があるサーバーは2万6千件を超えた。報道によると、サーバー内の取引ツールのログイン情報が悪用され、利用者の取引口座で不正な操作が確認されたとの報告がある。
GMOはその後、自社システムにセキュリティ上の問題があったことを認め、損失の補償を表明。端末のフルスキャンを呼びかけるなど、被害拡大防止の対応を進めた。こうした事象は「遠隔からの侵入経路」と「本人・端末の認証の強化」の重要性を示唆している。
東証プライム上場のソリトンシステムズは四十年以上にわたり認証装置や多要素認証の自社製品を開発・提供しており、官公庁や企業向けの導入実績を挙げている。セキュリティの入口を担う同社の製品群としてNetAttest EPS、Soliton OneGate、SmartOn ID、FileZen Sなどが列挙される。
しかし同時に、同社の自社製品が攻撃の入口になるリスクも指摘され、旧型ファイル転送製品の脆弱性が公表された事例がある。加えて、買い替え需要の一巡による構造的実力と一時的要因の見分けが投資判断の焦点になるとの指摘がある。