鉄鋼16社を対象に、借入金・社債の返済・償還を2年以内に控える企業を中心に、借換時の金利が1%上昇した場合の利払い負担増加を試算した「金利上昇衝撃度」でランキングを作成した。神戸製鋼は12位、JFEホールディングスが上位に位置する。
鉄鋼業界を取り巻く環境は、原材料やエネルギー価格の上昇に加え中国の鋼材市況の低迷などを背景に厳しさが増している。決算期末時点での有利子負債の返済・償還時期を踏まえ、金利上昇が利払い費用に与える影響を独自試算し、利益への圧迫度を測定する指標「金利上昇衝撃度」を用いて鉄鋼各社をランキングした。
本稿で対象としたのは、2年以内に返済・償還を予定する有利子負債であり、借換時の金利が1%上昇した場合の利払い負担増加額と、直近3期の平均営業利益に対する比率を算出したものである。日銀の政策金利の動向や長期金利の上昇が続く中、企業ごとに返済時期と借入総額の組み合わせから影響の大きさは異なるとされる。次ページ以降で鉄鋼業界のランキング結果と各社の影響の程度が詳述される。