マンガ配信大手「まんが王国」のMAUが前年度比で約29.5%減少、売上は横ばい圏でもARPPUが増加。これを背景に通期予想を下方修正した。
公表された決算資料によれば、主力サービス「まんが王国」の月間アクティブ会員数(MAU)は前年同期比で29.5%減少し、2024年以降の低下傾向が続いている。ヘビーユーザーの定着・育成を進めてきたものの、MAUの減少を飲み込めていない状況だ。
一方で同サービスの売上高は前年同期比約97%の水準にとどまり、ARPPUは9.4%増、消費ARPPUは13.2%増となり、単価は上がっている。会員1人当たりの課金・消費額は増えたが、会員数の減少を補い切れず、プラットフォーム全体の売上はやや減少した。
外販では自社オリジナル作品が好調で、上半期ランキング女性漫画部門で1位を獲得するなど他社プラットフォームでのヒットが続く。これを受け、同社は通期の業績予想を下方修正し、売上高は170.91億円から152.63億円へ、営業利益は14.91億円から7.45億円へ引き下げた。
通期のプラットフォームセグメントの売上見通しはMAUの減少を前提に YonY96%の97億円を見込み、MAU減少の解消を短期で想定していない。今後はSNSマーケティングやヘビーユーザー向け広告の強化、他サービスとの協業による新規獲得施策、ジャンル拡大と北米展開などを進めるとしている。