神戸製鋼所がインドのKPCLと非汎用圧縮機事業の戦略協業を検討する覚書を27日に締結した。現地の顧客基盤と調達・製造力を組み合わせ、インド市場での事業基盤と競争力の強化を目指す。
神戸製鋼所はインドのキルロスカル・ニューマチック・カンパニー(KPCL)と、非汎用圧縮機事業に関する戦略的協業の検討に向けた覚書を締結したことを発表した。今回の協力は相互の技術と現地資源を活用する枠組みづくりを狙いとしている。
KPCLは圧縮機や冷凍機を手掛け、現地では国営企業から大手民間企業まで幅広い顧客基盤を有する。設計・調達・製造・圧縮機ユニットの組み立てなどを現地で完結できる体制を整えており、現地調達・生産の強みを持つ。
神戸製鋼所はレシプロ、遠心、スクリューといった非汎用圧縮機の技術・製品基盤を有する。両社は今後、石油・ガスや石油化学分野を中心に協業を検討し、水素・アンモニアなどのカーボンニュートラル分野での新規事業機会創出を目指す。
インドでは大型投資が石油・ガス・石油化学分野へ続いており、水素・アンモニア分野でも複数の大型プロジェクトが計画されている。神戸製鋼所は圧縮機の供給だけでなく、アフターサービスや保守・更新需要を含めた事業拡大を視野に入れる。