旧車マツダRX-7の復刻部品の生産可能性を巡り、ミクニが挑戦へ。サプライヤーの事情と社内改革を経て、部品再販の道が開く可能性が検討され、榛名ロータリーミーティングなどで関係者の動きが伝えられた。
長年欠品の続くマツダRX-7(FC3S)用の重要部品について、マツダがサプライヤーのミクニへ復刻生産の打診を行った。しかし、ミクニの検討では開発体制の老朽化や生産量見積もりの難しさ、在庫管理の負荷などを理由に、一時は難しいとの結論が出た。
それでもミクニ内には補用部品の改革を進める「補用変革プロジェクト」があり、長年の在庫管理の課題を解消する取り組みが進行していた。顧客の需要に応える形でOEMとの協調を図れれば、再販の道が開ける可能性があるとの認識が広がった。
2026年5月に社内稟議が承認され、榛名ロータリーミーティングで開発検討の開始が公表されると、ロータリーファンの関心が高まった。純正品質を維持しつつ、複数サプライヤーによる供給体制を整える道が現実味を帯びてきた。
ピーク時に技術伝承を担ってきた社員が最後の一人となっていた状況を受け、ミクニはFD3S後期型用メタリングポンプやRX-8用ポンプの再販可能性を見極めつつ、在庫・設計ノウハウの継承を進めるべく改革を進めている。