ゴールドウインは2027年3月期の連結業績予想を下方修正した。主力のザ・ノース・フェイスのロゴ商品が苦戦し、4〜9月期の業績は計画を下回った。後半の見通しは不確実性が残る中、販促や出荷の抑制などの対応を進める。短期的にはTNFの不振が最大の要因とされている。
ゴールドウインは、2027年3月期の連結業績予想を下方修正した。売上高を従来予想の1454億円から1415億円へ、営業利益を261億円から238億円へ引き下げた。TNFの天候不順やインバウンド需要の鈍化、秋物需要の遅れが重なり、卸売りが苦戦している。社長はTNF成長の前提に依存しすぎた点を指摘した。
4〜9月期の決算は、売上高560億円(前期比0.9%増)、営業利益47億円(同31.7%減)、純利益55億円(同18.9%減)となり、期初計画を約38億円下回った。成長投資を進めた一方で利益を圧迫した要因は人材採用や店舗出店・改装、販売促進などの費用だった。
不振の最大要因はTNFの販売不振で、ライフスタイル向けのロゴTシャツなどが伸び悩んだ。大手スポーツ専門店への卸売りでロゴ入りアイテムがけん引してきたが、消費者は機能性の高いアイテムを求めるようになっているとの指摘があった。開発体制の強化が追いつかなかったことも影響した。
中長期ではTNFの商品開発体制を強化し、質を重視した成長を目指す方針。 Summit Seriesの比率を高め、素材開発拠点の活用やモア系商品の拡充を図るほか、ザ・ノース・フェイス パープルレーベルとの協業を深める。2029年3月期を final年度とする中期5ヶ年計画の見直しも進められる予定。