戦略コンサルのADLとあおぞら銀行が、日本初の戦略コンサルと銀行による企業支援を目的とするJVを設立した。資本金は1億円で出資比率は双方50%、マイノリティ出資を前提とした協調型投資を推進する。
戦略コンサルティングファームのアーサー・ディ・リトル・ジャパン(ADL)とあおぞら銀行は、ジョイントベンチャー「おおぞらADLソリューション」を2026年8月18日に設立したと発表した。新会社の資本金は1億円、出資比率はADLとあおぞら銀行がいずれも50%ずつとなる。
最大の特徴はマイノリティ出資を前提とする点で、経営権を取らず、経営者に主導権を残しつつ資本と経営力を加える協調型投資を目指す。具体的にはADLが戦略・事業変革の知見を活かしてバリューアップ戦略の策定と実行を担い、あおぞら銀行がエンゲージメント投資やストラクチャードファイナンスの専門性を生かして投資ビークルの組成・管理、投資とEXITを担当する。
背景には、日本企業が優れた技術やブランドを持ちながら潜在力を十分に転換できていない現状があるとされ、時価総額500億円未満の上場企業が約7割を占めると指摘される。一方、外部資源や資本を活用する動きが活発化しており、上場企業約3700社のうち約1000社を支援対象とすることを視野に入れている。