北朝鮮は日本の核政策見直しを強く非難し、日本と米国の安全保障協力を念頭に韓米日軍事協力をけん制する姿勢を示した。中朝の緊密化と中国の対日けん制との連動が意図として指摘されている。
北朝鮮は日本の核政策の見直しを示唆した発言を非難する論評を、朝鮮中央通信や内部機関紙に相次いで掲載した。日本の政治動向に対する批判が強まっており、日本を取り巻く安全保障環境へ対抗的な姿勢を表明している。
金与正党総務部長は今月5日に出した談話で、日本の変容に対する軍事的選択肢の追加を示唆する内容に反発した。これに先立つ7月には日本の核武装を「戦犯国の核武装化」と非難する表現があった。
北朝鮮は6日に東海上に短距離弾道ミサイルを発射したと伝えられており、対日強硬姿勢の一環としての示威とみられる。
北朝鮮の対日非難の背景には、中国とロシアの連携強化を背景にした中朝の戦略的利害関係の一致があるとの分析がある。中国は韓米日の軍事協力をけん制するため北朝鮮を活用するとの観測も出ている。
朴元坤教授は「北朝鮮は韓米日対朝中ロの構図を固めたい狙いがある」とし、今後米国との交渉を見据え韓米日の合同演習を縮小・中断させる布石との見解を示した。