光英科学研究所が乳酸菌生産物質に含まれる成分を網羅的に解析し、全成分を合計1,186種類として特定した。今回のデータは2026年10月の食品開発展で公開・紹介される予定である。
光英科学研究所は乳酸菌・ビフィズス菌など有用菌16種35株の共棲培養で製造する「乳酸菌生産物質」について新たなメタボローム解析を実施し、含まれる成分を1,186種類特定した。以前は352種類だったため、成分の把握はおおよそ3倍に拡張され、分析技術と精度の向上により未知だった成分の検出も進んだ。
原液の乳酸菌発酵豆乳からは1,075種類、粉末原料「FF16」からは1,117種類、エキス原料「S液」からは900種類の成分が検出され、これらを加工方法の差分を合わせて統合した。なお、当時の水溶性235種・脂溶性117種を合わせた352種の記録は、今回の解析で超えられている。
原液検出成分の内訳はアミノ酸129種・有機酸170種・ポリフェノール58種・核酸関連47種・ビタミン20種・その他651種で、機能性関与成分は原液が102種、FF16が113種、S液が94種とされる。機能別分類では記憶力・血糖値・骨・内臓脂肪・筋肉維持など複数機能へ関与する成分が整理されている。
今後は得られたデータを基に乳酸菌生産物質の研究・素材開発・原料提案へ活用するほか、脂質成分の中のトリリノレインなどの発見や特許・学会発表も進む。食品開発展2026ではプレゼンセミナーを連日実施し、来場者へ最新データと素材としての可能性を提案する予定である。