米国を訪問中の植田総裁は1日、ベッセント財務長官と個別会談を行い有益な議論をしたが、詳細はノーコメントとした。20カ国・地域のG20財務相・中央銀行総裁会議後の共同会見で、日本側の発言内容を巡る認識の相違や今後の政策方針が取り上げられた。
日本銀行の植田和男総裁は米国訪問中にベッセント財務長官と個別会談を行い、為替や金融政策、その他のテーマについて有益な議論をしたと述べた。詳細についてはコメントを控えた。
8月30日に行われた同長官との別会談について、米国側は為替相場の過度な変動を避けるため適切な金融政策の策定とコミュニケーションが重要だとの認識を示し、円安が国内インフレ圧力を高める要因と指摘した。一方、日本側の会見では金融政策の話題は議題に上っていなかったとも伝わる。
G20会議終了後の共同会見では、ベッセント長官が日銀の利上げを重要視する見解を示したとの報道がある一方、日本側の財務相は同会談でその議論はなかったと説明していた。ベッセント長官はアベノミクスは終わり今後は物価上昇を促す政策の転換が必要との認識を示した。