中国発の3Dプリンターメーカー快造科技(Snapmaker)が10億元(約240億円)を新たに調達。最新機「U1」のヒットで売上高が前年同期の10倍に達した。
中国発の3Dプリンターメーカー快造科技(Snapmaker)は凱輝基金が主導し、好未来の戦略投資部門など既存株主も参加する形で10億元の資金調達を実施した。今回の資金動向は消費者向けハードウェア分野として規模が大きいとの評価がある。
新フラグシップ機「U1」はヘッドを独立させた4ツールヘッド構造とSnapSwapと呼ぶヘッド切り替えシステムを採用し、多色・多素材印刷を実現する仕組みを刷新。Kickstarterで2万人超の支援を集め、総額2061万ドルを達成して量産・出荷体制を整えた。現在の出荷台数は10万台を超える。
Snapmakerは創業初期からクラウドファンディングを通じて資金を集め、主力製品「Snapmaker 2.0」がCESでイノベーション賞を受賞するなど実績を積んできた。U1の普及を通じて、多色・多素材印刷の課題とされてきた材料ロス削減や印刷効率の向上を訴求しており、消費者向けデスクトップ3Dプリンター市場での地位を強化している。
同社は今後、製品提供だけでなくエコシステム構築を進め、消耗品の継続的なリピート購買とコンテンツコミュニティを通じたユーザー定着を図る方針を示している。AIを活用したものづくりの敷居低下も狙い、誰もが自由に形にできる未来を目指すとしている。