日銀が公表した8月のマネーストック速報で、M3の平均残高は前年同月比1.2%増の1640兆円となり、広義流動性は過去最高を更新した。内訳は預金通貨は微減、準通貨が高い伸びを維持している。
日銀が発表した8月のマネーストック速報によると、M3の平均残高は前年比1.2%増の1640兆円で、伸び率と残高はいずれも前月を小幅に下回ったが高水準を維持した。現金通貨は前年同月比で減少した一方、預金通貨と準通貨は相対的に堅調だった。
M2は前年同月比で2.0%増の1296兆4000億円で、伸び率と残高は前月をやや下回った。広義流動性は4.4%増の2342兆7000億円で、投資信託の伸び13.9%、国債の伸び18.5%と高い伸びが続いた。外貨建債券は7.1%増の約33兆円。
速報値の性格上、来月以降の値修正の可能性がある点には留意が必要だ。家計の投資活性化が広義流動性の押し上げ要因として挙げられている。
今回のデータは日銀が公表した資料に基づくもので、マネーストック全体の動向を示す指標として注目されている。