Rail Europeの買収を完了したOmioは、陸上交通の在庫拡充とB2Bの統合を進める計画を明らかにした。日本・東南アジアへの拡大やAI時代の予約体験強化を軸に、今後も買収を成長戦略の柱として位置づけている。
Rail Europeの買収を完了したOmioは、B2C部門とB2B部門の統合を進め、Rail Europeの在庫を自社商品ラインナップに組み込む方針を示した。B2Cは比較的迅速に統合できる見込みで、B2Bの「Omio for Business」を通じた代理店向けビジネスを拡大する。
買収によりOmioは欧州以外でも在庫を拡大できると説明し、陸上交通だけでなく宿泊やイベントといった関連領域の連携も強化する。現在は70カ国で事業を展開しており、在庫幅の大幅拡大が旅行代理店を通じた予約に直結する。
欧州の競争環境については、コロナ後の淘汰とオンライン予約の普及を背景に、AIエージェントや価格透明性の規制強化が進む中で業界再編が進むとの見方を示した。Omioは12社程度の買収候補を挙げ、将来的には半年ごとに1件程度の買収を理想とする。
アジア市場の開拓にはGranite-Integralからの資金調達を活用し、日本・東南アジアでの展開を加速させる方針を示した。Rome2Rioを活用した市場浸透や、現地旅行者のリピート利用を促す取り組みを進め、AIエージェントを活用した予約体験の高度化を目指す。
Omioの長期目標は、陸上交通の予約すべてを自社経由で実現することで、直接予約・提携ブランドを問わず網羅することだと述べた。AIエージェントは予約支援で有効性を示すが、在庫情報の統合ソースを確保することが鍵とし、OpenAIとの連携を含む技術追求を進めている。