ユニチカの株価は直近5営業日で11.8%下落。決算は事業撤退の影響で売上が減少した一方、利益は改善傾向を示している。
10月初旬から下落基調が続く中、10月9日から10月15日までの5営業日で株価は1,454円から1,282円へ11.8%下落し、出来高も増加している。技術的には10月7日に25日移動平均線を上抜け、10月8日には下抜け、10月15日には一目均衡表で逆転銘柄とみなされる局面となった。これにより短期的な売買サインの転換が生じ、足元の方向感は定まりにくい。
決算関連では、次回決算発表日が2026年11月10日の予定と告知され、2026年8月6日に公表された決算短信の要約では、2027年3月期第1四半期の売上高が前年同期比22.0%減の241億円となる一方、採算改善施策と為替評価益の寄与で営業利益は46.4%増の42億円、親会社株主に帰属する四半期純利益は211.3%増の41億円と大幅な増益を達成した。
過去12四半期の業績は改善傾向で、純利益率の回復と自己資本比率の上昇がみられ、売上高も前年同期比で拡大している。今後の業績チェックポイントとしては高付加価値品の販売拡大と価格改定・コストダウンの定着が挙げられる一方、原燃料高や人件費・物流費の上昇、撤退後の売上規模の伸び悩みなどのリスク要因も指摘されている。