漁網由来のナイロンを原料とするリサイクルコンポジットの材料承認を得るまでの取り組みと、2030年に向けたGHG排出量半減の目標を紹介する。
環境に良い材料だけでは採用が決まらない現実を踏まえ、性能・品質・安定供給といったハードルを克服する必要があるとする。漁網由来のリサイクル材を提案する際、樹脂データの提供や技術的サポートを伴走型で行い、材料承認までの道のりが描かれている。
使用済み漁網を回収・洗浄・破砕・ペレット化した素材を原料として活用し、ガラスファイバーや耐熱添加剤の配合を通じてリサイクルコンポジットの性能を最適化する技術開発の経緯が説明されている。
リサイクル材の品質安定化を支えるコンパウンド技術の蓄積と、バージン材代替を視野に入れた顧客承認の獲得が強調される。さらにU-BE-INFINITYブランドの認定を通じ、2030年GHG排出量50%削減という目標達成に向けた取り組みが示されている。
リサイクル材の普及は欧州の使用義務化の動向と相まって市場拡大を促す可能性があるとされ、今後も高品質・高機能なリサイクル材料の開発が進む見込みが語られている。