国土交通省が一部の外国籍船を日本籍扱いとみなす仕組みを検討している。非常時の日本人救助や物資輸送の航行を政府が命令できるようにすることが狙い。
国土交通省は、中東情勢の悪化などを踏まえ、戦争や災害時も物資輸送を確保するため、一部の外国籍の船を日本籍扱いとする仕組みの検討に入っている。今後、関連法改正を目指す方針が示された。
対象となる船は、日本企業が海外子会社から借りた外国籍の船を、日本籍と見なす案であり、税制面での優遇などの調整も検討されている。現在の海上運送法では、日本の船に対して非常時の命令権限が認められているが、国内海運企業が外国籍船を運航しているケースが多い。
この検討を通じて、非常時の救助・輸送を円滑化する制度設計を進めることが示唆されている。今後の法改正を通じた制度の実現が焦点となる見通しである。