日本電気硝子は宇宙用の超薄板カバーガラスBDX-3を開発し、波長300nmの紫外線透過率を0.1%に低減した。現在、有償サンプルの販売を開始し、量産採用を将来の目標としている。
日本電気硝子が開発した宇宙用カバーガラスの新製品BDX-3は、既存品BDX-2と比べて紫外線透過を抑制する高い遮蔽性能を特徴とする。板厚100μmの条件で、波長300nmの透過率を従来の20%から0.1%へ低減したとされる。
BDX-3はBDX-2に着色の発生が少なく、放射線の影響による着色を抑える設計となっている。400nm付近ではBDX-3がBDX-2にほぼ近い透過率を維持し、280nmでは両製品とも0.1%となっていると説明されている。
宇宙環境における用途として、低軌道を中心に人工衛星の太陽電池などの保護を想定しており、過酷な環境下での長寿命化を目指す製品としての活用が検討されている。今後は人工衛星などへの量産採用を目指すとしている。
BDX-3はStarveilブランドの新製品として位置づけられ、従来のBDX-2と比較して紫外線遮蔽性能を強化しつつ可視光域の透過性を維持するバランスを取る設計が示されている。