日本円建てステーブルコインJPYCが、韓国アップビット上場直後に市場価格が大幅乖離して一時約4円まで急騰した。その後供給量の大幅増加と発行停止対応で価格は落ち着きをみせた。
韓国初の円建てステーブルコインとしてJPYCがアップビットで取引を開始し、取引開始直後の価格が急上昇した。初期は12ウォンで取引され、その後市場により約3倍を超える水準まで上昇して約4円に近づいた。
同日にはJPYCを発行して価格を上昇させたと見る利用者の裁定取引報告がX上で複数確認され、オンチェーンの供給量が大幅に増加。JPYC Infoのデータでは供給量が約18.96億JPYCから約42.58億JPYCへと約2.25倍に跳ね上がった。
JPYCは日本の資金決済法上の電子決済手段として裏付け資産を持ち、JPYC EXでは1JPYC=1円で発行・償還される。一方、アップビットは市場の償還可否や要件、市場価格の変動性を確認するよう注意喚起を公表した。
JPYC側の動きとして、同日18:44にEthereum、22:19にPolygonで発行予約を停止し、以降復旧。価格の急騰と供給増加の因果関係は未確定とされ、価格は最終的に約1円近くまで低下して落ち着きを取り戻した。