2026年4月、NECは日本企業として初めてアンソロピックのグローバルパートナーとなり、共同開発を含む協業を推進する。データ基盤の整備やAIガバナンスの強化など、企業価値を高める実践的取り組みが語られた。
NECはアンソロピックと日本企業として初のグローバルパートナーシップを締結し、共同開発をはじめとした幅広い協業を推進している。対話の中ではAI技術と組織文化の両面の変革が重要視され、具体例としてアイデア創出から10日でプロダクトが完成した『Claude Cowork』のスピード感が挙げられた。
同社は独自のデータ基盤「One Dataプラットフォーム」を通じて会計・顧客管理・サプライチェーンなどのデータを統合、AI分析を実用化して意思決定の迅速化を図ってきた。AI活用のノウハウは社内に蓄積され、顧客へのソリューション提供にも活かされている。
AI時代に求められるのはスピードとガバナンスの両立で、行動を重ねてAI活用のレベルを高めることが強調された。NECは「cotomi」などの技術を活用し、AI運用の安全性と組織設計を両立させる取り組みを進めている。
大手銀行の事例紹介では、AIを活用した顧客 onboardingのリードタイム短縮が挙げられ、迅速な動きと適切なガバナンスの組み合わせが競争力向上に寄与すると説明された。将来的にはヒューマンキャピタルとAIキャピタルの再定義を通じ、組織全体の価値向上を目指す方針が示された。