韓国の対米2000億ドル投資の初号案件をめぐり、エネルギー分野か半導体分野かをめぐる調整が進み、8月末の発表を目指す局面が報じられている。
韓国のキム・ジョングァン産業通商資源相は、米国のラトニック商務長官と会談し、2000億ドル規模の対米投資の初号案件について協議を進めている。ジェミソン・グリアUSTR代表との会談も調整中で、8月末の発表を目標に事業内容や条件を詰める方針が伝えられている。
米国側は対米投資の実行を急ぐよう求め、初号案件の発表遅延を背景に緊張感が高まっている。韓国側は具体的投資先の確定を巡る調整が続く一方、エネルギー分野を優先して投資候補を検討してきたとされる。米国メディアは遅れの背景として投資実行の遅さを挙げている。
投資分野の焦点はエネルギーと半導体のいずれになるかで揺れている。韓国側はエネルギー分野の投資を有力視する一方、米国側にはサムスン電子やSKハイニックスの現地生産拡大を求める趣向があるとの観測が出ている。具体例としてテキサス州エンシナルのガス発電所建設案が挙げられている。
今後はグリア氏との協議とも連携しつつ、米通商法301条に基づく過剰供給調査の結果発表も主要議題になる見通しだ。韓国政府が国内の半導体クラスター投資を進める中、米国の要請次第では初号案件の方向性が再検討される可能性があるとされる。